命題29
奇数が奇数倍されるならば、その積は奇数である。
奇数Aに奇数Bを掛けてCを作るとする。
Cが奇数であることをいう。
AにBを掛けてCを作るから、それゆえにCはAにある単位と同じBと等しい数で作られている。そして数AとBのそれぞれは奇数であり、それゆえにCは奇数個の奇数で作られている。definitionZ.15、proposition\.23
それゆえに、奇数が奇数倍されるならば、その積は奇数である。
証明終了
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